知行路にある山門入口には、門柱に対聯(二行連)が見られ、左右にそれぞれ「淡水多文海市亦占珠氣,宮殿巍峨海晏河清崇后德」「威靈顯赫民康物阜沐神庥,靈山如繡物華已遍瀛洲」と書かれています。牌楼の頂上部には二頭の龍が福禄寿三星に向き合い、大棟には「剪粘」の装飾が施され、軒平瓦の軒下に色鮮やかな「斗」と「栱」が組まれ、上から下に向かって飛天・鳳凰・孔雀が両側に対を成しています。「關渡宮」と書かれたプレートの周辺にはモールド製造の「花籃」(花籠)が設置され、籠の上方には木彫の獅子、下方には木彫金箔の象が造られています。


  •   山門の最大の特色は、前後の二重看板と屋根上の装飾にあります。屋根の「剪粘」と軒下の色鮮やかな「斗」と「栱」、両側には飛天・鳳凰・孔雀が対を成しています。入口の「關渡宮」のプレートは民国61年(西暦1972年)に第三代司法院院長の田炯錦が書いたもので、黄定会長によって献上され、廟前広場に面している「開山啓教」のプレートは1971年に楊森書・楊芋粿らによって献上されています。そのため、参拝者は前後の双方向から、關渡宮に迎えられています。