歳時点灯：光明灯

　歳時点灯

　　「光明灯」は「元辰灯」とも呼ばれ、暗闇や陰影をまばゆく照らす光を表し、精神を奮い立たせる前向きなエネルギーとして、人々が様々な苦難や挑戦を乗り越える力を象徴しています。

　　そのため、毎年旧正月の時期になると、風習に従って寺や廟では「光明灯」が点灯され、この先一年の道を照らし、人生を明るく導く力となります。

　　關渡宮の「光明灯」は、毎月旧暦の一日と十五日、ならびに例年の法会において、読経を通じて祈祷を行います。また、願力の功徳を「光明灯」に返すことで、点灯した人々の大きな力となります。

　　「光明灯」は通常、厄年以外の人々が利用しますが、厄年の場合は「安太歳」を行った後に、「光明灯」を点灯することができます。「安太歳」は厄年の者が福を祈願し、災いを避けるために行いますが、「光明灯」は明るい未来へ前進する力を得ることができます。